CVITについて

CVITの歴史

CVITの設立までの流れ

1985年に「第一回、日本冠動脈形成術研究会」が開催された。これが、今日の「日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)」の嚆矢である。発起人は小倉記念病院の延吉正清医師であった。この研究会は当初から内容を詳細に研究会誌にまとめ発表公開し、インターベンションの技術・知識の普及に貢献した。

この研究会は、1992年に「日本心血管インターベンション学会(JSIC)」へと発展した。この学会は学会誌の発行に加え、認定医制度を導入した。

一方でインターベンション治療に対する理念の相違から、2001年に「日本心血管カテーテル治療学会(JACCT)」が設立された。この学会もまた学会誌の発行に加え、実技試験を伴う専門医制度を導入した。両学会は、ともに年次集会を開催し技術・知識の普及に貢献した。以下に両学会の歴代の理事長を示す。

同じベクトルを持つ両学会が並立することは競い合う相乗の一方で、人材・時間・費用を分散する相剋も伴った。ここに両学会は2009年7月に統合し「日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)」の誕生に至った。

(文責:CVIT広報委員長 中川義久)

JSIC

JACCT

  • 1985

    「第一回、日本冠動脈形成術研究会」が開催され、これが「日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)」の始まりとなる。発起人は小倉記念病院の延吉正清先生。研究会は内容を詳細に研究会誌にまとめ発表公開し、インターベンションの技術・知識の普及に貢献。

  • 1992

    研究会が「日本心血管インターベンション学会(JSIC)」へと発展。学会誌の発行と認定医制度を導入。

  • 2001

    インターベンション治療に対する理念の相違から、「日本心血管カテーテル治療学会(JACCT)」が設立。学会誌の発行と実技試験を伴う専門医制度を導入。

  • 2006.4

    JSICレジストリーシステムが本格運用を開始。

  • 2007.9

    JSICにおいて新たなレジストリー開発構想が始動。JSICとJACCTの統合を前に両学会の共同作業として開発が開始された。

  • 2007.9

    JSICとJACCTの統合を前に両学会の共同作業として開発が開始された。

CVIT

  • 2009.7

    JSIC 一色高明先生、JACCT 木村 剛先生が理事長の時代に両学会が統合し、「日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)」が誕生。

  • 2010.11

    UMINシステムでJ-PCIの本格的運用が開始される。

  • 2013.1

    J-PCIのプラットフォームが現行のNational Clinical Database (NCD)へ移行。

  • JSIC歴代理事長

    1. 延吉正清(小倉記念病院)
    2. 山口 徹(虎ノ門病院)
    3. 玉井秀男(草津ハートセンター)
    4. 一色高明(帝京大学医学部付属病院)
  • JACCT歴代理事長

    1. 延吉正清(小倉記念病院)
    2. 光藤和明(倉敷中央病院)
    3. 木村 剛(京都大学医学部付属病院)
  • CVIT歴代理事長

    1. 一色高明(帝京大学医学部付属病院)
    2. 木村 剛(京都大学医学部附属病院)
    3. 中村正人(東邦大学医療センター大橋病院)
    4. 伊苅裕二(東海大学医学部附属病院)
    5. 上妻 謙 (帝京大学医学部附属病院)

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