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2011年04月24日

2011年学術集会開催について

日本心血管インターベンション治療学会
会員各位

平素より日本心血管インターベンション治療学会に御協力いただき感謝申し上げます。

東日本大震災で多くの方々がお亡くなりになり、また被災地の多くの方々が苦しい生活のなかで復興に向けて懸命な努力をされております。

このような状況で7月に予定されております2011日本心血管インターベンション治療学会年次学術集会開催の是非について、4月22日開催の臨時理事会で検討いたしましたが、満場一致で「開催」が決定されました。

理事会には東北支部から加藤理事、佐藤理事、井上監事の3名の先生方に御出席いただきましたが、東北地方会の総意として「是非、開催して欲しい」という御意見を頂戴いたしました。「日本心血管インターベンション治療学会としては出来る限りの震災支援を行うと同時に、本来の学術活動は粛々と継続すべき」というのが理事会の総意でした。

年次学術集会は「震災支援」を大きく掲げ、CVIT震災復興支援基金を設立し会期中に寄付を募るほか、座長演者の謝金を寄付に回していただくようお願いし、また剰余金が発生した場合にはこれをCVIT震災復興支援基金に入れる方針です。CVIT震災復興支援基金に集まったお金は、それが最も有効に使用されるよう次回の理事会で検討いたします。

ライブデモ実施の是非についても検討いたしました。多くのライブデモが中止になる中で、日本心血管インターベンション治療学会の年次学術集会こそライブデモを実施し、特に若手医師やコメディカルの皆様に手技を学ぶ機会を提供すべきであるとの意見が圧倒的でした。

現時点では、外国からの招待演者からのキャンセルの連絡はほとんど届いていないようですが、今回の学術集会開催決定を速やかに連絡し、是非、多くの外国人に来日していただき、日本の安全性を世界にアピールできればと考えております。

今回の震災で我々心血管インターベンションを専門とする医師の多くが、ひとりの医師としてどのような立ち位置で医療に関わるのかを深く考えさせられました。今回の震災を深く考える特別プログラムを南都会長に御企画いただく予定です。

真摯な議論を行い、実りある学術集会となるよう努力する所存です。7月大阪の地に多くの皆様の御参集をお願い申し上げます。

日本心血管インターベンション治療学会
理事長  木村 剛

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