最新情報(会告)
2020年10月29日
【保険診療・医療制度委員会】技術評価の適正化のための手術に関するCVIT独自実態調査について
代議員 各位
研修施設 施設代表医 各位
研修関連施設 施設代表医 各位
このたび、外科系学会社会保険委員会連合(以下、外保連)より、技術評価の適正化のための手術に関する調査の協力依頼が参りました。外保連が作成する「外保連試案」は診療報酬改定の重要な資料としてその決定に大きな影響力を持っております。この外保連試案の基本となる、当該手術の技術度、協力者数、手術時間などは、過去3回外保連実態調査(平成16年11月~平成17年1月の3ヶ月間、平成24年10月~平成24年11月の2ヶ月間、平成28年の10月の1ヶ月間)を行い慎重な討議を重ねて補正、決定してきたものでありますが、時間の経過とともにその一部に現状と乖離しているものがあることも指摘されております。
4年前は、非常に多くのCVIT会員施設がこの外保連実態調査において、循環器内科領域(主学会が当学会の手技)症例における必要人数と時間等の適切な調査が行われていなかったことが判明いたしましたため、本年も外保連への実態調査に対しCVIT独自実態調査が必要となります。
つきましては、別紙要綱のとおり、CVIT独自実態調査にご協力いただきたく、代議員の先生方、研修施設・研修関連施設の施設代表医の先生方に全例の調査をお願い申し上げる次第でございます。
今後のカテーテル治療の診療報酬および当学会の将来に多大なる影響があるため、ご多用のところ大変恐縮ですが、ご理解とご協力を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
なお、本調査は、2022(令和4)年度診療報酬改訂の手技料査定に向けて実施するため、貴施設の技術力を評価するものではなく、実態に即した保険点数を評価するためのものです。短めに見せる必要はありませんので、実態どおりをご報告いただけるようお願いします。
日本心血管インターベンション治療学会
理事長 伊苅 裕二
保険診療・医療制度委員会 委員長 阿古 潤哉
本調査の目的
本実態調査は、外保連実態調査で実際とは乖離した結果が報告された場合、それに対し訂正を主張するために実施いたします。また、外保連実態調査に協力された施設の場合、それを吟味していただき、回答内容に問題なければ外保連へ提出するデータ(以下のKコード分)をCVIT事務局までご提出していただけますようお願いいたします。 ご提出いただいたデータは、2020年12月15日までに集計および解析を行い、外保連手術委員会へ提出する予定です。
調査対象施設
代議員所属施設、CVIT研修施設、研修関連施設
調査対象手技
- ① K546 1 経皮的冠動脈形成術(急性心筋梗塞に対する)
- ② K546 2 経皮的冠動脈形成術(不安定狭心症に対する)
- ③ K546 3 経皮的冠動脈形成術(その他)
- ④ K547 経皮的冠動脈粥腫切除術
- ⑤ K548 1 経皮的冠動脈形成術(高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテル)
- ⑥ K548 2 経皮的冠動脈形成術(エキシマーレーザー)
- ⑦ K549 1 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞に対する)
- ⑧ K549 2 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対する)
- ⑨ K549 3 経皮的冠動脈ステント留置術(その他)
- ⑩ K550 冠動脈内血栓溶解療法
- ⑪ K550-2 経皮的冠動脈血栓吸引術
- ⑫ K595-2 経皮的中隔心筋焼灼術
- ⑬ K616-6 経皮的下肢動脈形成術
- ⑭ K616-4 1 経皮的シャント拡張術・血栓除去術
調査項目
局所麻酔時間、総手術時間の2項目
局所麻酔時間の定義:穿刺(投与)から退室まで
総手術時間の定義:入室から退室まで
収集方法
CVITより配信するExcelファイルまたは、CVIT WEBサイトよりExcelファイルをダウンロードし、入力後、CVIT事務局へ提出する。
- 調査施設に代議員が2名以上在籍している場合は、1名の代表者を決定していただき、代表者よりご回答をお願いします。
- 調査施設が研修施設・研修関連施設であり、代議員が在籍している場合は、施設代表医よりご回答をお願いします。
調査対象期間
2020年10月から11月の2か月間とする。
対象件数
2020年10月から11月に施行した全症例
提出期日
2020年12月4日(金)
提出先・お問い合わせ先
CVIT事務局 info@cvit.jp
Excelファイルを添付して提出してください。